スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『復讐の幻想曲(ファンタジア)』6(ライトノベル)


 飛空挺が停めてあった場所に向かうケンイチは、窓の外にヴェロシティ号を捉えた。
「もう飛んでましたか……」
「ごめんなさい。わたしの足が遅いから……」
 女の子がシュンとなった時、無線が入る。
『ケンイチくん、こっちから君を確認した。今から一度だけそっちに機体を寄せる。その時に、垂らしてあるハシゴに掴まってくれ』
「はい」
 窓枠に足を乗せるケンイチ。女の子の方を向く。
「ボクにしがみついて下さい。強くですよ」
「えぇっ? ほんとに飛ぶんですかっ?」
「……嫌ならここに置いていきますよ?」
 女の子は下を見て、それからケンイチの顔を見た。
「わたし……行きます!」
 女の子はケンイチの体にしがみついた。
 ヴェロシティ号がこちらに寄ってくる。シェイドの言った通り、機体からハシゴが垂れていた。
 掛け声とともに、ケンイチはハシゴに向かって飛んだ。
 届かない。と女の子は判断したが、風がいい具合に吹き、ケンイチはハシゴを掴むことができた。
『ケンイチくん、危ないっ。後ろだっ!』
 安心したのも束の間、無線から声が響いた。ケンイチがすかさず振り返ると、頬を銃弾がかすめた。銃撃だ。王国の狙撃者がこちらに向けて何発も撃ってきている。
 その一発がハシゴの上部に直撃した。ロープ製のはしごなので、あっさりとちぎれる。
「……え? まさか……」
 青い顔になる女の子。そちらに顔を向けるケンイチ。
「はい。落ちますね」
「そ、そんなあぁぁ~!」
 ケンイチと女の子は、闇の中へと落下していった。
 ケンイチは女の子をしっかりと抱き締め、目を閉じた。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール
ゆない。と申します。

ゆない。

Author:ゆない。
ゆない。です! 作家を目指してます!

Author:ワキオ
ゆない。と共に作家を目指しています!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
読者様カウンター
訪問ありがとうございます!
ランキング
ゆない。のランキングです。

FC2Blog Ranking

ブロとも一覧
ゆない。のブロともですよ!

kitutukiブログ~みんなの趣味日記~

Stories of fate

君の知らない玉手箱

草を食む時間 ~The Grazing Time~

ajggjgjgdrikdikfff

月と氷

ようこそここへ!

夢の島を遊ぶ

あかねいろ*

かき氷2色スペシャル

カミツレが咲く街で

空のぺえじ

狂原さんのクルクル日記
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
小説・文学
2664位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
オリジナル小説
630位
アクセスランキングを見る>>
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ゆない。がオススメするブログです! こちらもぜひ!
ブロとも申請フォーム
皆さんブロともになってください!

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。