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『カギビト』23(ライトノベル)


 緋色が控え室に戻ったのと、愛凜の携帯が鳴ったのはほぼ同時だった。
「は、はい」
 愛凜はすぐに電話に出た。
「は、はい、はい。え? は、はい……」
 やや困惑した様子の愛凜を、緋色はドア付近から眺めていた。結局緋色はあれ以上進むことができず、訳もわからないまま引き返したのだ。
「わ、わかりました。すぐ行きます」
 神妙な面持ちで愛凜は通話を終えた。
「愛凜くん、誰からだい?」
 多少元気を取り戻した正則は前髪をいじりながら問いかけた。しかし、
「ひ、氷鉤先輩です」
 との返答にまたも肩を落とした。小さな声でブツブツとなにやら呟く。
「で、蒼眞くんがなんだって?」
 緋色は蒼眞のその後が気になっていた。それと、未だ戻らない楽美達のことも。言いようのない不安も変わらず感じている。
「そ、それが……今からメンバー全員の楽器を持ってAホールに来てくれ、って……」
「どういうこと?」
「わ、わたしにもわかりません。でもとりあえず言われた通りにします。緋色先輩、少し手伝ってくれませんか? 正則さんもお願いします」
「う、うん……」
「レディーの頼みとあっては断れないね」
 かくして、緋色、愛凜、正則の三人は楽器を全て持ち、部屋を出た。
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